昨夜は中秋の名月でした。
白っぽく撮れてしまいましたが、濃い黄色のお月さまでした。ウサギの姿がくっきり。ベランダでお月見を楽しんだあとで、出てきた三句。
名月にお伽の町となりにけり
十五夜の町輝いて眠りをり
名月は兎も見せて黄の光
お月さまの光に照らされた家々が、まるでお伽の国の家々のように見えました。
ところで、月というと、わたしがどうしても思い出してしまう菟狭族。その菟狭族について書かれた本。とても面白いですよ。
今検索して知りましたが、続編が出ているようです。
以下の俳句は昔、宇佐神宮にお詣りしたときに詠んだ句です。
宇佐 七句
対岸に立つ大鳥や菱紅葉
秋汐に山すそぬれて輝けり
国東の海の香れる葡萄園
かりそめの色世を染めて秋夕焼
山嶺(れい)を数へし先に月りんと
大比売(ひめ)の山あり月は黄を強め
宇佐の月兔(うさぎ)半身くつきりと
そして以下は、上の本を始めとする歴史の本に感性を刺激されて書いてみた卑弥呼に関する拙歴史空想エッセー。不充分、不満足な面が多々あるエッセーですが……